ひよこかあさんとひよこたちの読書日記

読んだ本など徒然なるママの隣で蜩が鳴いているカナカナカナカナ?

あつはなついですね~…

これで梅雨が明けてないなんて、嘘だ嘘だ嘘だーーーーー!!!
叫びたい今日この頃。皆さんはどのように過ごしていらっしゃるのでしょうか…。
私は…ベランダで子どもをプール(ビニールプールがちょうど収まる狭さ)に入れつつ、私も入りたいなぁ…。でも大人としてそれはどうよ…。てゆか、私が入ったら子ども入れないよね…ウフフ…などと妄想に浸っております。
日本酒をね!冷でね!クッと!早く呑みたいなぁ…。←まだ夜中に下の子がパイを求めて彷徨ってくるので、アルコールは控えております…。

ところで。
先日、スーパーに買い物に行きましたところ。トウモロコシを安売りしておりました。1本89円(税別)。
でも、トウモロコシって茹でるのが手間なんですよね…。皮をむいて。お湯を沸かして…。ただでさ暑くて料理したくないのに、お湯を沸かすなんて!茹でるなんて!
ああでも、うちの子たちトウモロコシ好きだもんね…。買ってあげようかな…。でも暑いな…。
なんて考えておりましたら、近くに立っていたおばさま方がこんな会話をされていました。

「あら~。トウモロコシ安いわ~」
「ほんと、安いわね。買っちゃおうかしら…でも、トウモロコシって茹でるのが面倒なのよね…」
「レンジを使えば簡単よ!」
「皮をむいたりするの、手間じゃない?」
「むかないのよ~。だまされたと思って、皮をむかないで電子レンジで5~6分チンしてごらんなさい。で、根元のほうを大胆に切り落とすの。2センチくらい。それで、頭のほうをもってフリフリ振ると、面白いようにツルン!ってひげ根までとれるから」
「えーーー。美味しいのぉ?」
「だまされたと思って!やってごらんなさいな!」

もうね、耳ダンボですよ。
そして帰って、早速やってみました。

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電子レンジにまるのままのトウモロコシを入れます。ラップもしてません。洗ったほうがいいのかどうなのか、分からなかったのでとりあえず絞った布巾で拭いてみました。(あああ。庫内が汚れている…奥まで手が届かないんです!私、背が低いので…)
5~6分、とのことでしたので、600Wで5分。

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レンジから取り出し、根元のほうを大胆に2センチくらい切り落とします。
そして、頭のほうをもって、まな板の上でフリフリ…。
ツルン!と出てきました。
ちゃんと加熱されてます!おぉぉ。しかも、ヒゲもきれいに取れてる!
子どもと半分こして食べましたが、お湯で茹でたものと遜色ないお味でした。
美味しい~。

このやり方、いいですね!
すっごく簡単ですし、あっという間にできます。
コツも特にいりません。根元のほうを大胆に切り落とすとき、もったいないお化けが出てこないようにする…くらいでしょうか。何回か試してみましたが、ケチって小さく切るとツルンとむけません。
切った根元のほうも、皮をむいて食べられますから。切るときは思い切って!
コツはそれくらいです。

夏のおやつにトウモロコシ。夏休み前に知れてよかった~。

ところで。
私の母の田舎では、祖父母が昔、畑でトウモロコシを作っておりました。祖父が亡くなってからは作ってないですが…。
小さいころ、毎年夏になると田舎に行って、祖父とトウモロコシを採りにいっては食べていました。
「モロコシ取りに行くぞー。ばあさん、お湯を沸かしておいてくれ」
祖父がそういうと、祖母は一抱えもあるような大なべに水を貼って火にかけます。畑は家のすぐ裏にあるので、私と従兄弟たちは祖父と裏の畑でどのトウモロコシにしようか、選びながら待っていて、祖母の
「お湯が沸きましたよ!」
の声を合図に、目星をつけていたトウモロコシをもいで、
「トウモロコシがもがれた!って気づく前に茹でろ!」
と走りながら皮をむいてひげをとり、勝手口から台所に飛び込んで、大なべの中にドボンドボンとトウモロコシを突っ込むのです。
トウモロコシが茹で上がるまでの間、冷たい水を飲みながら一息。私は祖父の胡坐のなかに収まるのが好きでした。
「さぁ、茹りましたよ」
竹ざるに乗せて上から布巾をかけたトウモロコシを祖母が持ってきてくれると、従兄弟たちと奪い合うようにして食べたものです。
ゆでたてのトウモロコシはとても熱くて、猫舌の弟と従兄弟はいつまでたっても食べず
「冷めるまで待つんだ。これ、僕のだから食べないでね」
なんて言っていました。
私は祖父の胡坐の中におさまって、ハフハフ言いながら熱いトウモロコシに齧りついていました。
夏になると、祖父の胡坐の中に納まっていた安心感と、汗をかきながら齧りついたあのプチプチとしたトウモロコシの味を思い出すのです。
祖父が亡くなって、もう26年。それでも色あせない、夏の思い出です。

ひよこ家の怒りかた

怒りかた、なんてものではないですが。

「泣いている子どもに何を言っても無駄」

というのを徹底しています。
悲しくてシクシク泣いているときはまた別ですが、怒られたり要求が通らなくてギャーーー!と激しく泣いている(あるいは暴れている)時、どんなに声を張り上げても、どんなに理詰めで説明しても、子どもは聞く耳なんて持ちません。
ねんねの赤ちゃん時代なら(そんな時期に理詰めで説明しようなんて思いませんでしたが)、まだ抱っこしたりあやしたりして何とか泣き止ませようとしますけれど。
なので、激しく泣き叫んでいるときは

「思いっきり泣いて、すっきりしたら声をかけて」

とだけ伝えて、少し離れることにしています。
これも、最初からできたわけじゃありません。
私はどうやら怒ると理詰めで説得(説教)する癖があるらしく、ひよ夫に
「子どもにそんなややこしい話をしても理解できないよ」
「なるべくシンプル、簡潔に伝えたほうが伝わるよ」
と言われておりました。ちなみに。彼はほとんど怒りません。まぁ、毎日仕事で平日はほぼ顔を合わせることがありませんし、土日のどちらか一方いられればいいほうなので、怒る機会も少ないんでしょうけど(ちょっと嫌味…)。

でも。確かに、
「これがこうして、あれがああなって、それがどうなるから、ダメなの!」
なんて子どもに言っても「そんなん知らんがな」ですよね。

一度
「なんでそんなことしたの!」
と怒ったところ、長女に
「やりたかったから!」
と返されて言葉に詰まったことがあります。やりたかったから、そりゃーそうだよね。一番純粋な動機だ。
そこで
「だからってやっていいわけないでしょ!」
なんて怒ったら、子どもは「なんでって言われたから理由を述べたのに、なんで怒られるんだ!」って、さらに混乱しますし、怒りだすと思います。
なので、私は
「なんでそんなことしたの?」
は、叱るために言うのではなく、それに至った気持ちを知るために聞くことにしています。

また、以前は何度言っても伝わらないとき、声を荒げてしまうこともありました。
そんなとき、長女は
「優しく言って!優しくいってくれないと分かんない!」
「怒った声で言わないで!よけいできなくなっちゃうから!」
と、抗議してきたものです。
それを何度か繰り返して、私も学習し、
1.叱るときはなるべく感情的にならないように。
2.もし、子どもが泣き出したら泣き止むまで待つ。
3.待つ間は物理的に距離を置く。(隣の部屋に行く、同じ部屋でも少し離れるなど。)
4.その際、「思いっきり泣いていいから、涙が止まったら教えてね」とだけ声をかける。
5.その間に自分も冷静になるよう努めて、泣き止んで声をかけてきたら叱らず諭す。
を心がけるようにしています。
まぁ、聖人君子じゃないんで。たまには激高して「何度言ったらわかるのーーー!」って雷落としちゃうこともありますが。
そんな時はあらかじめ「お母さん、これをやられたら怒るからね」と、自分の怒りスイッチが入るタイミングを伝えておくことにしています。

確かに、怒鳴られて出来るようになることはほぼないんですよね。
指導するなら的確に。道を歩くときなど「気をつけて歩きなさい」だけだと、どう気を付ければよいのか、気を付けるとはどういうことか理解できない場合があります。
また、「~しない」という否定形を使っての指導は、「~しない」ならどうしたらいいのかが分かりにくいため、やはり通じないことがあります。
大人なら、ある程度は経験から推測することができますが、子どもは大人に比べて生活経験が少ないため、否定形を使って指導するより、「~しましょう」と、どう行動すればよいのかを伝えたほうが理解しやすいようです。
先の例だと「気をつけて歩きなさい」ではなく「道を歩くときは、歩道を歩きましょう」「歩道がないところでは、道の端を歩きましょう」「車や自転車、他の歩行者が飛び出してこないか、周りをよく見ましょう」など、細かく分けて、どうしたらよいかを指導したほうが通じるということになります。

もちろん、頭に血が上っちゃうとそんな余裕ないのですが。
そこは、日々訓練です。あと、どうしても頭に血が上って大声を出しそうになったときは、いったん離れたほうが良いと思います。

ほんっと…。
子育ては自分育てだなと思います…。いろんなことが試されている…。

怒らないでね~

 ある日。子どもたちとお散歩していた時のこと。
近所の小学校で、スポーツ少年団が野球の練習をしていました。
初めて『野球』の練習を見た子どもたちは興味津々。フェンスにかじりつくようにして、じーっと眺めていました。

私が小学生くらいのころにもありました。少年野球。当時はプロ野球チップスなんていうお菓子も売っていて(今もあるんですかね…?)、プロ野球選手のプロマイドを集めてる男子もいました。
あだち充さんの「タッチ」が流行ったのもちょうどこのころ。思い出してみると、野球漫画が多かったなぁ。まだJリーグなかったし。スポーツ少年団といわば、野球か剣道、柔道あたりでした。
中学になったころに、サッカーがすこーし流行りだしたんですよね。
で、男子が「サッカー部だと坊主にしなくていい!」って、サッカー部に流れました。今でも不思議なんですが、なんで野球部は伝統的に坊主頭なんでしょう?甲子園で帽子をかぶると暑くて蒸れるから?
でも、巨人の星花形満は長髪ですし。あれはプロだからいいのかな?
謎だわ。
まぁ、で、サッカー部に流れた人たちを、野球部に残った男子が「サッカーやると短足になる」なんて言い出したり。
好きなスポーツやりゃいいじゃんね。と、中学生の私は思っていました。
(ちなみに私は走る文化部と言われた吹奏楽部…。真夏の応援は楽器が痛むからダメ!と拒否してくれた顧問のおかげで、かなり快適な部活動でした。)

閑話休題

近所の小学校で練習をしていた少年野球チームですが。
ちょっとキャッチボールが苦手そうなグループがいました。そのグループを指導しているコーチらしき大人も、暑いのと指示が通らないのとでイライラしている様子で…。

「馬鹿野郎!ボールをよく見ろ!」
「何度言ったらわかるんだ!お前の耳は節穴か!」
「だから!ボールから目を離すな!手を動かせ!」

など、かなり厳しい口調で怒鳴っていました。普段、怒鳴る大人が周りにいないうちの子どもたち。どうするかなぁ…。と思ってみていたら、長女が
「…あの人、なんであんなに焦ってるのかなぁ?」
とポツリ。
「焦ってるように見えた?」
そう聞くと
「うん…。だって、何回同じ事言われてもできないのは、なんか理由があるんだよ。でも、同じこと繰り返して大きい声出しちゃうのは、焦ってるからじゃないかなぁ?」
さらに
「違うふうに言ってあげればいいのにねー。わーーーって、大きい声で言われちゃうと、分かんなくなっちゃうこともあるよねー」
「私も、怒りすぎて焦っちゃうと、おんなじこと何度も大きな声で言っちゃうことあるもん。やっぱり焦ってるんだと思う。なんでかなぁ?」
と。

すごいなぁ。我が子ながら、感心してしまいました。
3歳9か月にして、怒られる側の「何回同じことを言われてもできないのは、何か別の理由がある」こと、怒る側の「言いたいことが伝わらなくて焦りすぎると、大声を出してしまうことがある」ということが客観的に理解できるなんて!

感心していたら、次女が
「あつーいー!」
と騒ぎ出しまして(この日は30度を超える真夏日でした)、長女も
「あの人、暑いから怒ってるのかもね。喉乾いちゃった~。お茶ちょうだい~」
と、なんとなーく納得して、帰路につきました。

子供の成長って…すごいですねぇ…。
怒鳴れないなぁ…(普段から怒鳴りませんけどね)。

 

今日の大人ごはん(超超超超超手抜き)

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はいっ!今日の私の晩ごはんですっ!

フライパンは神戸の大学生だったころ(20年以上前)から使っているもの。もちろんテフロンなんかじゃありません。
直径15センチほどの大きさで、子どものお弁当作るのに重宝しています。その他、ぐりとぐらのパンケーキ作るときとかも。

さておき。
これが何かと申しますと。
「チーズと卵のなんちゃってアヒージョ:ハム追加」
です。
ネットを見ればレシピとか転がってるかもしれないけれど、レシピとかそんなのいらないレベルで簡単お手軽美味しいので大好きです。

一応作り方(あまりにもすぐできるので、いちいち写真を撮るの忘れました)

<用意するもの>
・とろけるチーズ好きなだけ
・卵1個
・調味料(今回はすりおろしにんにくと塩・胡椒)
・オリーブオイル
・(あれば)ハム・トマトなど

<作り方>
1.オリーブオイルを垂らしたフライパンを火にかける。
2.いい感じに熱くなったら、とろけるチーズ投入(全体の2/3)
3.すりおろしニンニク、ハムやトマトを入れるならここで。
4.卵投入(ちゃんと割ってね!)
5.残りのチーズ投入
6.蓋をして卵が好みの硬さになるまで焼く
7.調味料をふりかける。

以上です。
思い立ってから作るまで5分もいらない(材料があればね!)。お手軽レシピ…。
想像以上に素材の味がします。美味しい。

私は、卵は熱々トロトロ、下のチーズがパリパリになっているのが好きなんですが、パリパリチーズがもっと好きだという人は、両面焼くのもおいしいです。
おためしあれ。

さぁ食べよーっと。

 

追記
今日は夫氏が晩御飯いらない日なのです。
だからいつも以上に手抜きなのです。
さすがに夫氏がいるときはもう少しちゃんと作る…。野菜とか出す…。

ひよこかあさん宅の食卓事情

毎日、子どものごはんと大人のごはんに頭を悩ませている母さんです…。
現在、子どもたちは3歳9か月と1歳8か月。子どもたちはほぼ同じものを食べてくれるんですが、大人が食べるものよりは小さくしたり、若干柔らかくしたり(1歳児のために)、味付けも薄くしたり。

あと、うちは子どもたちの晩御飯は17:30~18:00。そのあとお風呂で19:30には就寝というスケジュール…。大人がこの時間に食べてしまうと、夜にめちゃくちゃおなかが空くのです!

というわけで、平日は大人と子どもの晩御飯、2回作らないといけないのです…。
なんか、私一日中キッチンでご飯を作っている気がします…。

<朝>
3歳児・1歳児の朝ごはん
夫のお弁当(朝食用)
夫のお弁当(昼食用)
夫のお弁当(間食用のおにぎりorサンドイッチ・サラダ)
自分の朝ごはん

<10時のおやつ>
1歳児におやつ

<昼>
1歳児と自分の昼ごはん(大抵おじや)

<おやつ>
幼稚園から帰ってきた3歳児と1歳児におやつ

<夜1>
3歳児・1歳児の晩ごはん

<夜2>
大人の晩ごはん

これで、各ごはんの間に片付けがあるわけですよ。あと、掃除と洗濯。買い出しもあるし、幼稚園の送り迎えと、1歳児のお散歩やら外遊びやらのお付き合いもある…。
自分、よくやってるなって思います。
もちろん、ごはんの準備もありますし。

とゆーわけで!
平日は一食一食にそこまで手間暇かけていられないんです!…威張るこっちゃないですが。
とはいえ、食いしん坊ですから。自分もおいしいものを食べたいですし。子どもたちにも栄養のあるものをバランスよく食べてほしいですし。仕事で食事が不規則な夫にも、栄養バランスのとれた食事を提供したいですし。つーか、夫、糖尿病と戦ってるんで、食事指導も受けてます。なので、指導に沿った食事を作らなきゃいかんわけですよ。
でも時間がない!
冷食、レトルト、使いまくっていますが、予算もあるわけで。うちはそんなに裕福じゃないので(つーかぶっちゃけ貧乏)、冷食、レトルトばかり使うわけにもいかず。
少ない時間の中で、どれだけ手抜きしながら栄養バランスの良い食事を提供するか。日々戦いです…。

余裕ができたら、手抜きレシピも載せてみようかな~。自分の覚書用に。

 

ディズニー文化とジェンダー観

むかーしむかし、別の場所でアップしていた日記の加筆修正デス。
 
なかなかに面白かったので、受けてない人に知ってもらいたいのと、自分のためのまとめ。

まず最初に「ジェンダー」という定義から。
ジェンダー=社会的な性、性差、性別。対するところに、生まれ持っての性(生物学上の性)=セックスがある。
社会的な性、というのは、社会によって形成される性別ということ。
言い換えるなら、性別規範や、性別役割分担。
つまり「女なんだから~」とか「男なんだから~」とかいうのが「ジェンダー」ということになる。
なんで、生物学上の性と社会的な性を分けるのか。
「分けたほうがいろいろ説明しやすいから」
例えば、社会的な性と生物学上の性が一致しない人もいるし。(性同一性障害
一致していても、社会的な性に生きづらさを感じている人もいる。
だから、分けて考えたほうが説明しやすい。

なぜ今、「ジェンダー」なのか。
・生物学的側面に対して、社会的側面(成長していくうえで、社会から身に付けるもの)の重要性を解くため
・マイノリティ(社会的弱者と言い換えても良い)の視点から、これまでの世界観の再構築(再検討)を図るため
 →大まかに考えて、人口の半分は女性なんだからマイノリティじゃない。という意見もあるが、社会を構成している(例えば、政治家やビジネスマン)の多くは男性であることを考えると、女性もマイノリティといって差し支えない。
・マイノリティ視点の重要性を解く
 →男性中心社会、白人・西洋中心社会の再検討
・女性の地位向上のための運動にもつながる

と、小難しい話をしたところで。
「ディズニーのプリンセス・ストーリーにおけるジェンダー観」について語っていきたいと思います。
まず、プリンセス・ストーリーとは、「プリンセスの物語」です。
そのまんまやーん! …だって、それ以上に説明のしようがないもの。
まぁ、ここで取り上げるのは、『白雪姫』・『シンデレラ』・『眠れる森の美女』の3作品です。
今では、ディズニーもいろいろ作戦を練ってきていて、『アラジン』や『リトル・マーメイド』『ムーラン』など、ちょっと系統の違う(どう違うのかは後で)作品も出てきているけれど。
ここでは、古典的なプリンセス・ストーリーを中心に説明していきたいと思います。

まず、『白雪姫』に見られる性別規範について。
・こびとたちによる「女のくせに…」「だから女は…」というセリフが多くみられる(現在、小人は差別用語ですが、いちいち「小さな人たち」とか「小さな妖精さんたち」と書くのがめんどくさいので、ここでは「こびと」と、ギリギリセーフな書き方で説明させていただきます。)
・こびと(男性)は外で働き、白雪姫(女性)は家で家事をする。
などなど

そして『白雪姫』の謎
・王子と一目で恋に落ちる。←まだこびとの下に行く前、お城の外階段らしきところを掃除している白雪姫を王子が見つけ、二人は突然デュエットする。そして、恋に落ちる。
・白雪姫は、王子をひたすら待つ。←自分から探しに行こうとはしない。
・最終的に、白雪姫は生き返り、すぐ王子と一緒になる。←今まで一緒に住んでいたこびとたちのことはまるで無視(一応、おでこにキスをする程度)。

そんなところから、古典的プリンセス・ストーリーについて、定義したいと思います。
・王子と結婚して幸せになる。
・主人公は若く美しい。
・王子は、主人公の美しさに一目で夢中になる。(性格は関係ない)
・主人公は王子をひたすら待つ(自分から動こうとはしない)
・王子は(時には困難を克服し)、主人公を迎えに行く
・二人が結ばれたところで話が終わる。

これ↑が、どういうことを教えているのかというと、
・女性の幸せとは結婚のみである。
・王子と結婚することによって(ひどい言い方をすると、王子の付属物となることによって)、社会的地位が上昇する。
・結婚が目的(ゴール)であり、その後の生活は問題にはならない。
・女性の人生は自分の努力ではなく、運命による。
 →いつか王子様が
 →女性は待つのみでよい
 →女性は受動的であることが推奨される
・女性は、美貌と従順さで評価される
 →美しく(ここでいう美しさとは、西洋的な「可愛らしさ」)従順であれば、王子が現れ幸せになれる

余談ですが。
プリンセス・ストーリーは、あくまでも女の子のための物語なので、男性は没個性化しています。
例えば、王子の性格や顔立ちに明確な特徴はありません。
ひどい場合には、名前すらない場合もあります。
なぜなら、必要なのは「王子」というステータス(地位)であり、キャラクターは関係ないからです。

さて、ここで。プリンセス・ストーリーによって、無意識に刷り込まれると言われる意識「シンデレラ・コンプレックス」について語りたいと思います。
シンデレラ・コンプレックスとは。
・プリンセス・ストーリーによって、無意識に刷り込まれていく意識
・他者(主に男性)への強度の依存
・自分は無力であるという思い込み
・女性は可愛らしく、弱い存在であるべきという思い込み
・女性は可愛らしく、弱い存在であるため、誰か(主に男性)に守ってもらわなくてはいけないという思い込み
の事といってよいでしょう。

プリンセス・ストーリーによって、これらを刷り込まれていくと、どういうことになるかというと…
◆成長しても幼児性に固着するようになる
 (可愛い、保護が必要と思われるのが女性にとって望ましい生き方であると思うようになる)

シンデレラ・コンプレックスの背景にあるもの。
・家父長制的社会
 (家父長制とは、家の中でより年長の男性…多くの場合は、その家庭の父親…を中心に形成される家庭環境のこと。東アジア、ヨーロッパ、北アメリカに多く見られる)
ウォルト・ディズニーの家庭は、典型的な家父長制家庭。
 →イングランド系移民の厳格な父親と、優しい母親を持つ。

つまり、古典的なディズニーのプリンセス・ストーリーとは、「ウォルト・ディズニーによる、家父長制の再生産なのではないか」
ディズニーの古典的プリンセス・ストーリーが作られたのは、20世紀半ば(白雪姫:1937年/シンデレラ:1950年/眠れる森の美女:1989年)。女性に参政権が与えられたり(ディズニーの国、アメリカでは国家によって婦人参政権が認められたのは1920年)して、女性の地位が向上してきたと言われる時代。
女性の地位が向上し始めると、家父長制が崩壊するとも言われている。
家父長制の善し悪しはさて置き、ウォルト・ディズニーは、「古き良きアメリカの家庭」を再生産したかったのではないか?
 
ここまでは、古いディズニー映画を見たり、関連する論文を読んだり、講座を受講したりして学んだ部分。
そしてここからは、私の感想。

この時代のアメリカ家庭(主に主婦)について書かれた本で面白いのが「アップルパイ神話の時代」。
アメリカ人(男性)の好きなものは「ママと星条旗とアップルパイ」と言われているらしい。この本は、そのアップルパイがどうしておふくろの味と言われるようになったのかを紐解きながら、メディアによる洗脳って怖いねー。と、語っている本。
この本によれば「モダンな主婦」というのは、「できる」&「かわいい」の二本柱からなっているとのこと。20世紀の初めまで、中流階級以上のアメリカ家庭では、家事はメイドの仕事だった。それが、1920年代の絶対移民制限方施行と世界恐慌で、メイドを雇うことが困難になった家庭が増え、女性(妻)が家事を代行しなくてはいけなくなったのだという。「モダンな主婦神話」の始まりである。
家事を上手にこなせる女、そして、夫に愛される女、それこそが理想の主婦。理想の女性像。
「おふくろの味を彷彿とさせる美味しいアップルパイが焼ける。すると、夫は大喜び。それこそがあなたの幸せ」と、家庭雑誌をはじめとするメディアが、20世紀アメリカの中流階級以上の白人女性たちを様々な語り口によって、刈り込んでいった。…らしい。

あ。べつに、白雪姫のりんごとアップルパイをかけようとおもってこの本を参考に出したわけじゃないですよ?
ほんとに面白いんです。この本。研究書だから、サクサクッとは読めないけれど。

確かに、言われてみると、ディズニーの古典的プリンセス・ストーリーは、「家父長制の助長」を促しているよな、と思われます。
もちろん、プリンセス・ストーリーを描いているのはディズニーだけではないけれど、その影響力の大きさを考えると、ディズニー、特に、初期のもの…が果たした役割というのは重要だよね。
最近のディズニーアニメ(例えば、リトル・マーメイドとか)では、プリンセス(アリエル)はただ待つのみではなく、自分を犠牲にして王子に会おうとしたりするけれど。でも、最終的には「王子様と結婚して幸せになりました」っていうオチだし。男を立てる・男に尽くすといったエッセンスも随所に散りばめられているわけで…。語り口が変わっただけで、男性が主で女性は従という枠組みが依然としてなされているといっていいと思う。
「アラジン」は、どうなの? 女性の方が地位が高いんだから、(アラジン→一般人/ジャスミン→王女)女性が主なんじゃないの? という意見もあるかもしれないけれど、アラジンはジャスミン姫にとって白馬の王子様、というスタンスだから、これも結局、男性が主で女性は従という枠組みと言えると思う。
 
(注:これを最初に書いたのは、2012年。その当時は『小さなプリンセス・ソフィア』や『アナと雪の女王』などはまだ公開されていませんでした。これらの作品を見てからは、もう少しディズニー映画に対する感想も変わってきています)

だからといって、ディズニーは悪だ! 女の敵だ! とか言っているわけではないです。
実はミッキーマウスはあまり得意ではないけれど、ディズニーリゾートは楽しいと思うし。大好きです。
ショーの出来栄えだってすごいと思う。
ただ、「女の子はみんな、ディズニープリンセスが好きだよね」みたいな決めつけはナンセンスだと思います。
いや、プリンセス、素敵ですよ。でも、「いつまでたっても『女の子』扱いで、『女性』に成長させたくないという意識が働いているのはダメ」だよね。と。
女性自身が「プリンセスでいたい」と思うのと、周囲が「プリンセスでいさせたい」とするのは別。
 
日本は戦う女の子(主体性を持って、自分自身で問題を解決する物語)が多い国だから大丈夫だよ! というあなた。「女の子」というのが問題です。…という話もしたいんだけど、長くなるのでまた今度~。 
 

 

ねこねこねこねこねーこー

 うちには猫がおりまして。

まー、オマタの茶色いかわいい王子様(ただし14歳。猫で言えばご老人)なんですよ。

そんなわけで、子供たちも猫の絵本が大好き。

面白い猫の絵本はないかなーと思っていたら、こんな本を発見しました。

ルッキオとフリフリ おやしきへいく (講談社の創作絵本)

ルッキオとフリフリ おやしきへいく (講談社の創作絵本)

 

 

 

ルッキオとフリフリ はじめてのクリスマス (講談社の創作絵本)

ルッキオとフリフリ はじめてのクリスマス (講談社の創作絵本)

 

 

 

ルッキオとフリフリ おおきなスイカ (講談社の創作絵本)

ルッキオとフリフリ おおきなスイカ (講談社の創作絵本)

 

 

黒猫のほうがルッキオで、ブチねこのほうがフリフリです。

二匹は「おやしき」に「しゅうしょく」して、「まぐろのかんづめ」を食べることが夢なんだとか。

なんていうか…。この二匹、かわいくない(笑) 。

イラストを見ればわかりますが、ルッキオは三白眼で目つきが悪いし、フリフリはでぶちーんだし。かわいいからは程遠い…。

しかも、フリフリはルッキオのことを「アニキ」って呼んでます。返事も「ウェーイ」だったりする。

…ヤンキー? 一応、たまにネズミ捕りの仕事を貰ってるみたいだけど、野良のようだし…。野良なら…ヤンキーでも仕方ない…?

で、この二匹、かわいくないんだけど…すごく健気で、頑張り屋で、でも、どこか抜けていて、オチがついて。毎日楽しそうです。

「おやしき」に「しゅうしょく」して「まぐろのかんづめ」を食べる夢があるって、素晴らしいことだな~。なんて、つい教訓めいたことを考えてしまうあたり、自分も大人になったな…。

とりあえず、

「待ってよアニキー」

「フリフリ、はま、いくぞ!」

「ウェーイ」

なんて会話を楽しむことに専念したい…。

育ちがいいからヤンキー語が上手に話せないの!(すみません見栄はりました…)

 

 そうだ。野良猫を擬人化したマンガもあったな…。

これもすごかった…。

NYANKEES (1) (角川コミックス・エース)

NYANKEES (1) (角川コミックス・エース)