かぴこと子かぴの徒然日記

読んだ本など徒然なるママの隣で蜩が鳴いているカナカナカナカナ?

お月さまは何を見てるの?

幼稚園からの帰り道。上の子が空を見上げて「あっ!」と指さしたので、飛行機でも飛んでるのかな?と、空を見上げると、青空にぽっかりお月様が浮かんでました。
昼の月ですね。そういや、新居昭乃さんの歌にも『昼の月』ってあるなぁ。

 

昼の月

昼の月

 

 この方の歌声は儚く透き通るようなソプラノボイスで、まさに『月』。
ポップな歌もたくさんあって、それも大好きです。

さておき。
昼の月を見つけた上の子は
「お月さま、昼間なのになんで出てきちゃったんだろうね」
と言っていました。私が月の満ち欠けの話をしようかどうしようか悩んでいると、
「キラキラが見たかったのかなぁ」
とポツリ。続けて「だって、この間雪が降ったから、地面がキラキラしてて綺麗でしょ?お月さまもそれを見たかったんだよ」
うわぁ~。素敵だぁ!なにそれ、すごく素敵!
すごく素敵だし、数日前に起きた出来事(雪が降った)と、今起きている出来事(昼間に月が見える)を結び付けて、頭の中でストーリーを組み立てられるなんて。
成長したなぁ…。
そのあとも上の子は
「お月さまー、キラキラ見えるー?」
「お月さまどこまでついてきてくれるんだろうね」
「今日のお月さまは半分だね」
と、お月様についてずーっと話していました。

そして、家に着いたとたん
「お母さん、この本読んで!」
持ってきたのは、『お月さまこんばんは』

まだ1歳になるかならないかのころ、実家の母が買ってきてくれた絵本です。
うちの子たちは寝る前にほぼ必ず『本読んで~』と数冊…時には十数冊持ってくるんですが、その中にほぼ毎回入っているのが『お月さまこんばんは』です。
林明子さんの赤ちゃんの絵本シリーズで、有名な絵本なので知っている人も多いかと。

本を開くと、紺色の夕やみにうかぶ三角屋根のおうち。おうちに明かりがつき、屋根の上と下に一匹ずつ、猫のシルエットが。
「よるになったよ ほら おそらが くらいくらい」
「おや やねのうえが あかるくなった」
「おつきさまだ」

これは…誰が話しているんでしょうね。猫でしょうか?それとも…?
夜空を見上げれば、そこにはお月さま。雲で隠れているときもあるけれど、雲が晴れればそこには変わらぬお月さま。
絵本の中のお月さまと本物の夜空のお月さまが同じものだと気づいたときの子どもたちの「いいおかお」!
裏表紙のお月さまもかわいらしいんですよね。

子どもたちがもう少し大きくなったら、古典の中に出てくる月の話もしたいなぁ…。 

おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)

おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)